横山さんの新シリーズが始まりました!
学研 歴史群像新書で、横山信義さんの新シリーズが始まります。
1922年、パナマ地峡で大規模な地殻変動が発生。人類が、その叡智を結集し、10年以上の歳月を掛けて完成させたパナマ運河は、完全にその意味を失った。太平洋と大西洋が、最狭部でも3.7キロという海峡によって結ばれたのだ。
このことは、アメリカの海軍戦略にとって大きな転換点となった。
これまで、アメリカ海軍は艦船の全幅をパナマ運河を通過できる最大の幅である106フィート(およそ33メートル)に抑えていたが、その制約じたいが消えたのだ。
艦幅を106フィートに収めるために、戦艦の主砲は40センチ砲までとしていたが、当然、この制約も無意味となった。
この僥倖を神に感謝し、仮想敵である日本を屈服させるべく、新型戦艦を続々と建造、就役させるアメリカ海軍。
果たして日本に対抗する手立てはあるのか。
横山信義、待望の新シリーズ、いよいよ開幕!
前シリーズは「突然、電波を利用した機器がすべて使用できなくなった世界」を描きましたが、今回は「突然、パナマ運河が崩落し、大きな海峡になった世界」を描くことになります。
中央公論新社での作品群と比較して、ややフィクション色の濃い作品となる歴史群像新書での横山作品を、どうぞよろしくお願いいたします。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント