2009年5月にお亡くなりになった栗本薫さん。
その代表作のひとつでありながら、長年、入手することが難しかった『絃の聖域』が新装版として講談社文庫に収められることになり、田中さんが帯に推薦文を寄せています。
名探偵、伊集院大介が鮮烈なデビューを飾った本作。
同時に刊行されるのが、伊集院大介シリーズ最後の長篇となった『木蓮荘綺譚』とうあたりが、「さすが講談社の編集さんは判ってらっしゃる」という感じです。
とはいえ、こうして作品を再読すると、栗本さんの人並み外れた才能を改めて感じます。
本当に残念です。
コメント
絶版の本は、片っ端から電子書籍にしてほしいと思います。不法コピーされうからダメ?でも、正規ルートで買う人も多いでしょう。絶版だと印税零ですが、電子書籍なら、いくらかでも金が入るんだから、そっちの方がましなのでは?
投稿: 井上晃宏 | 2012年5月15日 06時58分