小前亮さんが、2009年11月に上梓した『蒼き狼の血脈』が、このたび文春文庫に収められることになりました。
先日ご紹介した『中原を翔る狼 覇王クビライ』に先立つ、小前さんのモンゴル史シリーズの第一弾となります。
チンギス・カンの長子ジュチの子でありながら、父の出生をめぐる疑惑を理由に後継者からはずされたバトゥは、暗闘をつづける一族に背を向け、ひたすらに帝国の拡大に力を注ぐ。
モンゴル高原から遠く、地中海まで遠征し、勝ち続けるという空前の壮挙をなしとげ、「賢明なる王」と称された、男の鮮烈な生涯を描く。
ヨーロッパを震撼させた、不敗の名将の凛々しい姿を、ぜひ。
《発売は6月5日となります》
コメント
『中原を翔る狼 覇王クビライ』が『蒼き狼の血脈』の続編ですよね?
投稿: とおりすがり | 2012年5月26日 09時03分