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赤城さんと打ち合わせをしてきました。

 昨日は、某出版社で赤城さんを交えての打ち合わせでした。
 角川春樹事務所から刊行した『天皇の代理人』の売れ行きも好調で、さまざまなところの書評欄でも取り上げていただきました。いままでライトノベル的な作品を多く書いていた赤城さんですが、これを機に歴史秘話モノというか、史実を下敷きにしたフィクション小説も書いていきたいとのこと。
 マネジャーとしましては、近代の欧州を舞台にした小説となると、どこまで読者の皆さんの支持が得られるか、いささか心細い感もあるのですが、田中さんいわく「僕だって、最初に中国歴史物に挑戦したときは、「こんな小説、誰が読むの?」と言われたよ」とのことでしたので、読者諸兄の応援が得られることを信じて、赤城さんをサポートしていきたいと思います。
 来年も、赤城毅作品にご期待ください(って、それを言うにはまだちょっと早いか)。


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田中さんの還暦祝い食事会が開かれました。

Tanaka60

 先日、東京・新宿におきまして田中さんの還暦祝い食事会が開かれ、田中さんの担当編集者さんが集まってくださいました。
 体調の問題もあり、最近ではすっかり執筆量が落ちてしまった田中さんですが、それでも皆さんからは、「新作の執筆を心待ちにしている」と仰っていただいて、田中さんも元気をもらった感じでした。
 写真の帽子は、編集者さんたちからのプレゼント。マフラーは弊社スタッフからのプレゼントでした。
 本人いわく「まだまだ書きたいものはたくさんある」ということ。
 無理はせず、でも、さぼらず、これからも長く書き続けていって欲しいと思いました。

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小林且弥さんの舞台の情報です。

 舞台「銀河英雄伝説」輝く星 闇を裂いて に出演して頂いた方の、その後のお仕事を紹介するシリーズ(になった)。一応、今日で一区切りとさせていただきますが、その後も折を見て記事を書かせて頂こうと思います。(過去作の舞台「銀河英雄伝説」も含め、なにか告知をされたいという関係者の方がいらっしゃいましたら、お気軽にお申し出ください。一日の訪問者数が500人ていどのささやかなブログですが、なにかのお役に立てれば幸いです)

 で、今日の第4弾は、カール・フォン・デア・デッケンを熱演してくださった、小林且弥さん。
 デア・デッケンが途中、客席内の通路で帝国軍の兵士(新晟聡さん)と戦うシーンがあるのですが、このシーン、二階席、三階席のお客様から見えないということで、途中から演じる場所が変わりました。狭い通路での殺陣で、ただでさえ神経を使うところだと思うのですが、急な変更にもばっちり対応していただきました。ありがとうございました。

 そんな小林さんが、2013年最初に演じるのが、舞台「ドリームジャンボ宝ぶね〜けっしてお咎め下さいますな〜」。
 ようこそ。妖怪たちの住む不思議な森へ
 森の中で繰り広げられる一夜の夢物語。
 何が起きるかわからない!?文明開化の日本人と妖怪たちが繰り広げる
 新年最初のお祭り騒ぎをお届けします。
 どうぞ皆様、けっしてお咎め下さいますな。
 (公式webより)

 この舞台、ウィリアム・シェークスピアの「夏の夜の夢」を、文明開化直後、明治の元勲たちが集う鹿鳴館に場所を移しての「スペシャルカスタマイズ」した作品とのこと。小林さんは、そのなかで井上馨を演じられるようです。
 明治の元勲のなかでも経済に明るく、財政面で明治の新政府を支えた井上馨ですが、さて、妖怪たちが群れ集うなか、どのような役回りになりますやら。

 2013年の初笑いを、青山劇場で迎えられてはいかがでしょうか。
 

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松村泰一郎さんの舞台の情報です。

 舞台「銀河英雄伝説」輝く星 闇を裂いてに出演してくださった方の、この後の活動予定を(勝手に)お伝えするシリーズ(だったのか……)、第三弾はブルームハルトを演じてくださった、松村泰一郎さん。

 松村さんが所属するスタジオライフは、演出家の倉田淳さん以外は、すべて男性で構成される劇団。
 今回の舞台「銀河英雄伝説」輝く星 闇を裂いてでエーリッヒ・フォン・ハルテンベルク伯爵を演じてくださった三上俊さん、ビュコック中将を演じてくださった藤原啓児さんも、このスタジオライフに所属される俳優さんです。

 そのスタジオライフが来年早々に上演するのが、萩尾望都さんの傑作SFコミック『11人いる!』と、その続編『続・11人いる!東の地平 西の永遠』。
 松村泰一郎さんは、その両方に出演されます。

 キャストリストを見ていると、舞台「銀河英雄伝説」外伝 オーベルシュタイン篇でビットナー少将を演じてくださった船戸慎士さん(ちなみに、このときは松村さんはオーベルシュタインの異母兄、シュテファン・ノイマンの少年期を演じてくださいました)。それに、舞台「銀河英雄伝説」第二章 自由惑星同盟篇でアッテンボロー演じてくだった荒木健太朗さん、同じく舞台「銀河英雄伝説」第二章 自由惑星同盟篇および舞台「銀河英雄伝説」撃墜王 でウォーレン・ヒューズを演じてくださった仲原裕之さんのお名前も見えます。

 この『11人いる!』『続・11人いる!東の地平 西の永遠』の製作発表には、田中さんも駆けつけまして、萩尾さんと作品の魅力について語りあっていました。
 (そのときのレポートはこちら

 日本SF史に燦然と輝く不朽の名作の舞台。
 ぜひ、皆さんも足をお運びください。
 くわしい公演情報は、こちらから。

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間宮祥太朗さんの舞台の情報です。

 昨日は、『舞台「銀河英雄伝説」輝く星 闇を裂いて』でケスラーを演じてくださった、岸祐二さんの舞台情報をお伝えしました。
 今日は、ラインハルト・フォン・ミューゼルを好演してくださった、間宮祥太朗さんの情報です。

 ゴーチ・プロデュース公演「飛龍伝」に出演するとのことです。
 つかこうへいさんの作品を、中屋敷法仁さんが演出する舞台。
 中屋敷さんの作品に間宮さんが出演されるのは二回目ということ。
 さて、どんな芝居を見せてもらえるか。
 今回の『舞台「銀河英雄伝説」輝く星 闇を裂いて』での間宮さんの演技に「いいね!」をつけた皆さま。来年1月23日から27日まで、下北沢本多劇場に集まりましょうぞ。

 ゴーチ・ブラザーズ プロデュース公演『飛龍伝』
 公式webページはこちらから。

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岸祐二さんの舞台の情報です。

 今回の舞台「銀河英雄伝説」輝く星 闇を裂いてでは、ローエングラム王朝の功臣、ケスラーの若き日を演じてくださった岸祐二さん。
 前々回の「銀河英雄伝説」外伝 オーベルシュタイン篇では、オーベルシュタインの異母兄弟、ノイマンを演じて下さいました。
 今回の舞台では、舞台上での名演技はもちろん、楽屋でも、若い俳優さんのことを常に気に掛けてくださり、ときにアドバイスを、ときに励ましを、と、本当にお世話になりました。

 そんな岸さんが、出演と演出を手がけた舞台が上演されます。
 題して「セイギノミカタ」。

 かつてテレビで大人気だった戦隊ヒーローに憧れ、自分を重ね合わせ続けている39歳独身男と、スーパーヒーローみたいになりたい人たちの、夢と憧れと孤独と自立。
 友情を通して描く、笑いと涙のドタバタ成長物語。

 (公式ウェブサイトより)

 このコピーを読んだだけでも、なんとなく岸さんの笑顔が浮かんできたアナタ。
 劇場まで急ぎましょう。
 私も、二日目に行く予定です。

 チケットはこちらから。

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ふたつの舞台が千秋楽を迎えました。

 昨日、東京宝塚劇場で上演されておりました「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」、および東京国際フォーラムホールCで上演されておりました「舞台『銀河英雄伝説』輝く星 闇を裂いて」が、同日に千秋楽を迎えました。
 かたやミュージカル、かたやストレートプレイとジャンルこそ違え、いずれも『銀河英雄伝説』の世界を舞台演劇という新しい場に移して表現していただきました。
 原作者代理人として、宝塚歌劇団の皆さま、舞台「銀河英雄伝説」実行委員会の皆さまに心から御礼申し上げます。

 今回、宝塚歌劇団では「銀河英雄伝説」を初の本格ミュージカルに仕立てていただきました。もともと「銀河英雄伝説」の、ことに帝国陣営は、軍服の描写も煌びやかで、時代がかった台詞回しもあって、歌劇には向いている素材かと考えておりましたが、実際に目の前に現出した、宝塚アレンジの「銀河英雄伝説」の世界は、私どもの想像を遙かに超える仕上がりで、本当に感動いたしました。
 脚本の小池先生には、長く複雑な「銀河英雄伝説」のなかから、いちばん良いエッセンスを抽出していただいたと感謝しております。もともと小池脚本/演出への高評価は聞き及んでいたのですが、実際に出来上がったものを拝見すると、その手腕はまさに演劇界の至宝と言えるものだと思います。
 また、実際に演じていただいた宙組の皆さまには、本当にお世話になりました。
 凰稀かなめさん、実咲凜音さんの両トップの方はもちろんのこと、一兵卒役、一市民役の方々まで、妥協を許さぬ完成度の高い演技を披露してくださいました。
 年明け早々には、場所を九州/博多に移しての公演も予定されているとのこと。
 どうぞお怪我などにはお気を付けて、これからもよろしくお願いいたします。

 また、今回で6回目となります、舞台「銀河英雄伝説」。
 今回はラインハルトに間宮祥太郎さんをお迎えしました。第一章の松坂桃李さん、撃墜王でのニコラス・エドワーズさんに続く起用となりましたが、若い頃のラインハルトの鋭気に溢れた姿をよく演じてくださいました。
 キスマイの横尾さん、二階堂さんにも大変にお世話になりました。ことにロイスという原作には登場しないキャラクターを演じていただいた二階堂さんには、役作りから何からご苦労をお掛けしたと思います。ただ、公演を重ねるたびにどんどんと上達されていく姿には、私はもちろん、共演された皆さまにも大きな刺激を与えていたと思います。
 岸さん、志賀さん、中原さんをはじめとするベテラン役者さんには、若手の役者さんに対するご指導やカンパニーの雰囲気作りまで、おんぶにだっこでご無理をお掛けしてしまいました。ですが、その先輩たちの余裕のある表情ひとつ、暖かい声かけ一つで、ともすれば自分の演技だけで精一杯の若手俳優さんが、どれほど救われたか。
 本当にありがとうございました。
 ヨリコさん、大橋さんをはじめとするスタッフ陣には、舞台という仕事の楽しさ、厳しさを教えられた気がします。その気迫がすべて舞台を通してお客様に伝わり、結果として、今回の公演の大成功に繋がったのだと思います。
 また、いつかご一緒にお仕事が出来ることを願っています。

 これからも「銀河英雄伝説」を原作とする企画は、さまざまなかたちで進めさせていただきたいと思っております。
 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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「書物狩人」シリーズ最新作、いよいよ刊行です!

Shomotsu

 赤城毅さんの新刊『書物審問』が刊行されました。

 密閉された「書物城」で稀覯本が”殺されて”いく……

 世に出れば、国を,政治を、歴史を揺るがしかねない秘密をはらんだ本を、合法、非合法を問わず、あらゆる手段を用いて入手する「書物狩人」。
 彼と三人の客が稀覯本の宝庫「書物城」に招かれた。
 翌朝、城に架かる橋が爆破され、外部と連絡不能に。
 そして「指揮者」の本が奪われ、絞首刑のごとく吊された。
 すべては「城主」の企てなのか。
 書物狩人が、城と稀覯本に秘められた謎に挑む!

 「書物」シリーズ最新作は、初の本格ミステリー長篇となります。
 赤城さんの描く、幻想的ともいえる書物狩人の世界。
 存分にお楽しみください。


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田中さんと萩尾望都さんの対談が行われました。

 本日、昼過ぎから中野サンプラザにて、スタジオライフ公演「11人いる!」「続・11人いる!東の地平 西の永遠」の製作発表がありました。(公演詳細はこちら
 スタジオライフさんの製作発表では、原作者の方がゲストと対談をするのが常、ということなのですが、なんと今回、対談のお相手として田中さんが指名されまして。
 スタジオライフのマネジャー、Aさんには、舞台「銀河英雄伝説」公演でも大変にお世話になっているのですが、Aさんからお電話を受けて、田中さんに伝えたところ、なんか舞い上がってしばらく地上に降りてこなかったくらいでした。

Img_5287

 そして当日。
 萩尾さん、それに進行役をつとめてくださったスタジオライフの演出家、倉田淳さんのおかげもあって、なんとか無事(?)、対談のお相手をつとめあげた田中さん。
 萩尾作品への憧憬を語る姿などは、対談というよりは一方的にファンとしての想いを語っただけだったような気もしましたが、私も大好きな萩尾作品の数々を考えると、それも仕方ないかな、と。
 スタジオライフさんの公演が楽しみなのはもちろんですが、萩尾さんが現在、執筆をされている『王妃マルゴ』の今後も、とても気になる私なのでした。

 萩尾先生、すてきな時間をありがとうございました。
 また、スタジオライフの皆さま、こんな素晴らしい機会を与えてくださって、心から感謝いたします。
 公演の成功を心よりお祈り申し上げます。

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「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」を観てきました。

 ご好評をいただいている「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」。
 10月19日から東京宝塚劇場に場を移し、さらに華麗な舞台を披露しています。

 私も宝塚大劇場では2回ほど観劇させていただいたのですが、一度は田中さんの鞄持ち、もう一度は舞台「銀河英雄伝説」の総合プロデューサーのお供という立場での観劇でしたので、1階の大変に良い席で観劇させていただきました。これはとてもありがたかったのですが、あまりに近すぎて全体がいちどに視界に入らないという贅沢すぎる悩みもありまして。
 東京に場所が移ったこともあり、先日、2階席から観劇して参りました。

 いやはや、さすが宝塚歌劇団。
 劇場の設計じたいが素晴らしく、2階からでも、まったく問題なく観劇することが出来ました。
 たしかに、1階での観劇に比べ、役者さん(と言って良いのかな)の顔は小さくなりますが、そのぶん、全体の動きがよくわかります。全体がそろっての踊りなどは、かえってこれくらい離れたほうがよく見渡せて、迫力がある感じ。

 フィナーレでのダンスも、2階席から見たほうが皆さんの仕草がよくわかって、これはこれでアリだなあ。と思いました。

 宝塚歌劇団からは、先日、舞台の音声をおさめた2枚組CDも発売になりましたし、DVDの発売も近いとのこと。
 年明けには、九州・博多での公演も決まっています。これは若干、人数が減ることで演出も変わるとは思いますが、きっとここでも華やかな「銀河英雄伝説」を見せてくださることと思います。
 機会がありましたら、ぜひ博多座まで足をお運びください。

 どうぞよろしくお願いします。



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赤城さんが『ランティエ』に登場しました。

Kadokawa

 角川春樹事務所のPR誌「ランティエ」12月号で、赤城毅さんの特集が組まれました。文芸評論家の細谷正充さんと赤城さんの対談で、こんどの新刊『天皇の代理人』を執筆するに至った経緯や作品の意図などが、赤城さんの経歴をまじえて紹介されています。
 まあ、私としましては、純粋に面白い作品なので、こういう事前情報ナシで皆さんに読んでいただきたいのですけど(笑)。
 ただ、この対談を読むことで、赤城さんが作品に寄せる思いを改めて知ることが出来ました。『天皇の代理人』を読まれた方も、まだ読んでおられない方も、この対談と合わせてお読みいただければ、さらに作品が面白くなると思います。


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