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年末のご挨拶。

 2012年も、あと数時間で終わってしまいます。
 今年は、本当にいろんなことがあった一年でした。

 なんと言っても、宝塚歌劇団での「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」公演は、私の一生のなかでも大きな出来事として記憶されるでしょう。このあと博多座での公演も残っておりますが、最後まで事故なく、成功裏に大千秋楽が迎えられますこと、心より願っております。

 キティ版の舞台「銀河英雄伝説」も、演出や脚本、そしてキャストを次々と変えていく挑戦的な試みのなか、お客様に喜んでいただける「銀河英雄伝説」の世界を舞台上に再現してくださっています。こちらも3月末からは第三章の公演が始まります。
 ますます広がっていく「銀河英雄伝説」ワールドに期待しています。

 本業の作家マネジメント業務では、新たに声優で絵本作家でエッセイストのあさのますみさんが仲間に加わってくださいました。さまざまなシーンを鋭い感性で切り取るセンスには、本当に感動します。来年は声優業と執筆業の両立をはかりつつ、もっと多くの読者の方に喜んでいただけるよう、全力でサポートしていく所存です。

 横山信義さん、赤城毅さんも、それぞれ新シリーズを立ち上げ、新たなフィールドに挑戦しています。赤城さんはもともとの「本業」である欧州近代史の学識を生かすことで、よりリアリティに富んだ物語世界を造形することに成功しました。来年以降も、この路線でさらに多くの読者の方を魅了する作品を書いていって欲しいと思います。

 天野頌子さんの「陰陽屋」シリーズは、リーディングシアターを開催するなど、小説の世界を飛び出た広がりを見せました。来年は、もっと大きく羽ばたけるよう、頑張って売り込んでいきたいと思います。アニメ化には良い原作だと思うんですよねえ。

 で。
 田中さんですが、ようやく先日、『タイタニア』第四巻の第一章を編集さんにお渡しすることが出来ました。このあと、どれくらいで脱稿するのか判らないのですが、まずは一日も早く原稿を仕上げるよう、サポートしていきたいと思います。
 ほかにもたくさん「宿題」を抱えている田中さんですが、2013年は少しでも進めていけるよう頑張ってほしいとおもいます。

 読者の皆様の応援あっての作家です。本年は、暖かい励ましのお言葉を多数いただき、本当に感謝しております。
 来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 皆様も、良いお年をお迎えくださいませ。

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コミケに参加しました。

 昨日、コミケに参加しました。
 今回は創作系サークルの配置日がふだんと違ったらしく、いつもは日が違ってなかなか縁のないジャンルの皆さんと交流できて楽しかったです。
 「海鷲」さんから委託を受けたカレンダーも、けっこう皆さん、喜んで買っていってくださいましたし。
 ただ、なによりも楽しいのは、ふだんネットでのお付き合いしかない方と、実際に顔を合わせてお話ができること。これは本当に嬉しく、楽しいことです。
 わざわざ足を運んでいただきまして、ありがとうございました。

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コミケに参加します!

 明日から始まるコミケ(コミックマーケット C83)ですが、私も参加します。
 メインとなる頒布物は、いつも通り、田中さんをはじめとする作家さんの日ごろの姿を描いた「とある作家秘書の日常」ですが、今回は大阪にある「銀英伝」バー、海鷲のマダムが作成した「銀英伝」カレンダーの委託販売も承りました。
 サークルのデータは以下の通りです。

■配置場所  12月29日(一日目・土) 東 R 30b
■サークル名 安達屋

 今回も「とある作家秘書の日常」新刊は100部限定。頒布価格は200円です。

 どうぞよろしくお願いします。

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「セイギノミカタ」を観てきました!

 昨日は、岸祐二さんが主演/演出の舞台「セイギノミカタ」を観てきました。

 すごく面白かった!

 かつてテレビで大人気だった戦隊ヒーローに憧れ、自分を重ね合わせ続けている39歳独身男と、スーパーヒーローみたいになりたい人たちの、夢と憧れと孤独と自立。

友情を通して描く、笑いと涙のドタバタ成長物語。
公式webより)

 「正義」ってなんでしょう。
 田中芳樹さんは著作『銀河英雄伝説』のなかで、「人間の歴史に絶対善と絶対悪の戦いなどなかった。あるのは、主観的な善と主観的な善とのあらそいであり、正義の信念と正義の信念の相克である」と書いてます。「クレヨンしんちゃん」の野原ひろし氏も「正義の反対は悪なんかじゃないんだ。正義の反対は、また別の正義なんだよ」と言っています。
 このお芝居のなかには、いろんな「正義」が出てきます。独りよがりな正義、勘違い気味の正義、計算高い正義。
 ずっと憧れていた職場で、自分の信じる「正義」の味方になろう、と頑張る主人公が、本当の意味で「正義」とは何かを感じ取ることが出来た瞬間。舞台と観客席がひとつになった気がしました。
 あなたも、自分の「セイギノミカタ」になってみませんか?

 絵本塾ホールで、12月16日(日)まで上演中です。

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 昨日は、舞台「銀河英雄伝説」輝く星 闇を裂いて に出演してくださった、中原裕也さん、コトウロレナさん、そして、二階堂高嗣さんが観劇に見えてました。(思わず「おぉ、夫婦と部下でご来場ですな」と言ってしまいました)
 お三方とも「とっても面白かった!」とのこと。
 二階堂さんは、舞台「銀河英雄伝説」第三章への出演も決まっています。またお世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
 
 

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舞台「銀河英雄伝説」第三章 内乱 キャスト発表、第一弾!

 昨日、舞台「銀河英雄伝説」第三章 内乱 第一次キャストが発表になりました。

 河村隆一
 横尾渉(Kis-My-Ft2)
 二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)

 馬渕英俚可
 白羽ゆり
 天宮良
 園岡新太郎
 井田國彦
 伊藤哲哉
 岩永洋昭
 はねゆり
 荒木健太朗(Studio Life)
 中村誠治郎
 川隅美慎
 間宮祥太朗

 中川晃教
 貴水博之

 という、正直「大丈夫か、こんなに出ていただいて」というくらいの超豪華キャスト。第一章、第二章で鬼籍に入られたはずの方のお名前も見受けられますね。
 ただ、こんなことを原作者側が言うと、スタッフの方に叱られそうですが、本当にこれだけのキャストをいちどの舞台で…というのは、なんとももったいない気がします。
 あ、じゃあ、いっそ休憩を何度もはさんで6時間くらいの舞台にしたら良いかも……。役者さんもお客さんも倒れてしまいますね(笑)。

 舞台「銀河英雄伝説」第三章 内乱、2013年3月31日から4月13日まで、東京・青山劇場にて上演予定です。 
 チケット販売などの予定につきましては、公式webまで。

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すごい舞台が来ますぞ!

 来年早々、凄い舞台がやってきますぞ!

約200年後の未来。
人類の進歩に伴って広がった環境破壊による影響によって異常気象や地震、火山の噴火などが誘発された結果、地球上の約99%以上の人類は死滅してしまった。


そんな中、科学的進歩などに疑問を持ち、自然を愛し地球と共に生きる事こそが本来の人類の姿であると信じ早くから文明社会から遠く離れた地球最後のジャングル「ラストリゾート」で生活を始めていた人々がいた。

人類に比べ強靭な呼吸器官や消化器官、そして発達した筋肉により現代の人類では考えられない運動能力を手に入れた彼らは科学技術には頼らず、地球上に唯一残された楽園とも言うべきジャングルで、その限りある自然に感謝し、自然と共に生活をしていた。


更に100年の後、大自然の中で平穏に暮らす彼らの生活を脅かす者達が宇宙より飛来した。

果たして人類の未来は、地球の未来は……。

公式webより)

 このストーリーだけでもワクワクするのですが、キャストを見ると、さらにワクワク。
 岩永洋昭さん、西内ひろさん、高山猛久さん。
 ほら、ワクワクしてきたでしょ?
 さらには、佐藤和久さんのお名前も。

 まあ、このメンバーに加えて、作・演出のスガマサミさんの「正体」を考えてみれば、きっとド迫力の舞台になることは間違いないでしょう。
 ちなみに、プロデューサーの津川昌平さんは、舞台「銀河英雄伝説」の各公演でお世話になっておりまして。それを言うならば、キャストの皆さまにも舞台「銀河英雄伝説」でお世話になった方が多々いらっしゃいまして。なによりも、作・演出のスガマサミさんには、ひたすらお世話になりっぱなしでして。
 私の好みにぴったりの舞台が見られそうな予感で、いささか普段に比べてテンションがおかしくなっておりますが、これは見ないと損でしょうよ。
 皆さまも、ぜひぜひ。

 (チケットの申し込み、公演詳細は公式webまで)
 

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光文社文庫版「アルスラーン戦記 落日悲歌」が刊行されます!

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 田中さんの「アルスラーン戦記」の光文社文庫版。第3巻「落日悲歌」が刊行されます。

 ペシャワール城塞に入場したパルス王太子アルスラーンのもとに、シンドゥラ軍襲来の報が届く。王子ラジェンドラ率いる大軍は五万。軍師ナルサスは、巧みな計略を用い、わずが五百の騎兵でラジェンドラを捕虜にしてしまう。
 ラジェンドラと同盟を結んだアルスラーンは、シンドゥラのもう一人の王子、ガーデーヴィとの対決に向かうが……。

 弁舌爽やか、眉目秀麗、性格軽薄。でも愛嬌はあるというラジェンドラ王子。強大な隣国パルスが、西北方から攻めてきたルシタニア軍に大敗し、王都エクバターナも占拠されたと聞き、自ら兵を率いて東方国境を襲います。
 名だたる名将を喪い、アンドラゴラス王の行方すら知らない状態でのパルス軍など、鎧袖一触と踏んでいたのですが、東方国境を守るペシャワール城塞にアルスラーン一行が身を寄せていたこと、これが誤算の始まりでした。

 今回も山田章博さんが素晴らしいカバー絵と口絵を付けて下さいました。
 また、解説は森福都さん。いちばん最後に、解説?と思うような楽しい一文が付いてますが……。

 早い書店では、明日12月6日に店頭に並ぶとのこと。
 どうぞよろしくお願いいたします。


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天野頌子さんと打ち合わせをしてきました。

 昨日は、ポプラ社で天野頌子さんと「陰陽屋」シリーズの新刊の打ち合わせでした。と言っても、刊行は来年の初夏になるので、まだまだ軽い打ち合わせなのですが。
 「陰陽屋」シリーズの主人公(だよな…)、瞬太と祥明は、また今度もいろんなトラブルに巻き込まれそうです。まあ、瞬太の性格(体質)からして、これからも平穏無事な人生を送るのは難しいだろうしなあ。
 読者の皆さんの暖かい応援が、天野さんのチカラにもなっています。
 どうぞこれからもよろしくお願いします。


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『髑髏城の花嫁』がオーディオドラマになります。

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 NHKのFM放送で、月曜日から金曜日までの午後10時45分から放送されています、「青春アドベンチャー」。日本国内/海外の優れたエンターテインメント小説を原作に、厳選された役者さんに、素晴らしい脚本、演出。これにNHKの高い技術の裏付けを得た音響、効果を加えて作られる作品群は、常に高い評価を得ています。
 以前、田中さんのヴィクトリアン・ホラー・アドベンチャーシリーズの『月蝕島の魔物』を題材に選んでいただいたのですが、こんどは続篇の『髑髏城の花嫁』がオーディオドラマになります。

 先週の末、神南のNHKで収録があるというので、迷惑と思いつつもお邪魔して参りました。
 今回の『髑髏城の花嫁』は、2013年1月21日(月)から、2月1日(金)までの全10回構成。(土・日はお休みです)
 クリミア戦争に従軍したニーダムが、ナイチンゲール女史の訪問を受け、奇妙な依頼を受けたことから幕を開ける冒険譚。ドナウ河口近くにそびえる「髑髏城」と、そこに住む一族の秘密に、ニーダムと、その姪メープルが巻き込まれていきます。
 そのおどろおどろしい雰囲気を、役者さんたちは素晴らしい演技で表現してくださいました。
 このうえに、音楽や効果音などが加わるわけですから、その完成度には大きく期待できると思いました。
 今回のお話しの主人公のひとり、ライオネルを演じてくださった中川晃教さんには、舞台「銀河英雄伝説」撃墜王でもお世話になったのですが、その「引き出しの多さ」には本当に敬服するばかり。これからもますます活躍されることと思います。

 来年の放送を、どうぞ楽しみにお待ち下さい。



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