横山さんの『群龍の海』シリーズ、新刊です!
横山信義さんの戦記シミュレーションシリーズ、『群龍の海』の新刊が出ます。
パナマ地峡が崩落し、太平洋と大西洋の行き来が自由になった「異変」から20年。
アメリカ海軍は、パナマ運河の幅により艦の横幅が制限されていた時代の反動とも思えるほど、巨大な戦艦を次々に竣工させ、世界の覇者たらんとしていた。
一方、アメリカを仮想敵として戦備を整えていた日本は、アメリカの大艦巨砲主義に自らも戦艦をもって対抗することは不可能と判断。中型空母を多数建造し、この航空兵力をもって、来寇する敵艦隊を撃滅する戦略を採用した。
ときに1941年。
宮古島沖に姿を見せたアメリカ太平洋艦隊はデラウェア級大型戦艦を擁し、台湾各地の日本軍航空基地に艦砲射撃を敢行。これに対し、日本海軍は空母機動部隊と水雷戦隊を組み合わせた戦力で果敢に挑み、見事に撃退した。
アメリカは、この雪辱をはらすべく、デラウェア級大型戦艦を上回る巨艦をもって日本に対し、反攻を開始した。
決戦の場所は、日本が最重要拠点のひとつと位置付けるトラック環礁近海。
中部太平洋の制海権を賭けて、いまふたたび両軍が激突する!
横山さんの描く、もうひとつの「太平洋海戦史」。
大艦巨砲主義を捨て、航空主兵に舵を切った日本の決断は、果たして正しかったのか。迫力満点の筆致で描かれた「戦記シミュレーション」の傑作を、ぜひお楽しみください。
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