コミック版「薬師寺涼子の怪奇事件簿」、新刊です!
田中さんの『薬師寺涼子の怪奇事件簿』を原作に、垣野内成美さんがコミックを描いてくださっております。
田中さんも、毎月、雑誌「アフタヌーン」が届くたび、垣野内さんの筆により活き活きと活躍する涼子の姿を楽しみに読んでおります。
で。
垣野内さんのコミック版は月刊連載。田中さんの原作は、不定期…と言えば聞こえは良いのですが、いささか停滞気味。
ついにコミック版が追いついてしまいました。
そこで、「アフタヌーン」編集部の担当N氏が考えたのがコミック版オリジナル・ストーリー。
もともと田中作品を愛読してくださっていた脚本家の植竹須美男氏の手によってストーリーが作られ、これを垣野内さんがコミックに仕立てて下さいました。
私はストーリーの段階からチェックさせていただいたのですが、さすが植竹さん。しっかり「お涼」の世界になっておりました。もちろん、田中さん本人もすっかりお気に召したようで「これはいいなあ。これから先も原作がなくても大丈夫だ」などと口走り、担当さんに白い目で見られておりました(笑)。
伊豆諸島にある猫だらけの島で、またしても奇怪な事件が発生。
「この怪事件を解決できるのはキミしかいない」と刑事部長じきじきに出動を命じられたお涼と、「付属品」泉田くん。
のどかに見える島のなかに渦巻く、複雑な人間関係と、利害が、二人を巻き込んで動き出す。
お涼と泉田くん、それに岸本たちの運命やいかに。
垣野内さん、植竹さんによる新しい「薬師寺ワールド」を、ぜひお楽しみくださいませ。
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