横山さんの『群龍の海』第3巻、いよいよ刊行!
横山信義さんの戦記シミュレーションシリーズ、『群龍の艦隊』。
パナマ地峡が地殻変動で陥没し、海峡となった世界を描いています。
史実の米海軍の戦艦は、パナマ運河を通過するために全幅を33メートルに制限されていました。そのため、搭載できる主砲の口径は16インチ(40センチ)砲が最大となり、ここに目を付けた日本海軍が18インチ(46センチ)砲搭載艦の「大和」級戦艦を建造したわけです。
ところが、パナマ地峡が「パナマ海峡」となった以上、これらの制限は無用になります。アメリカ海軍は、次々と全幅33メートルを超える巨大戦艦を建造、竣工させ、仮想敵である日本に圧力を掛けます。
工業力、資源、経済でアメリカに劣る日本は、巨額の予算を必要とする戦艦の建艦競争では勝ち目がないと判断。中小型空母と艦載機を組み合わせ、アメリカの戦艦群に対抗することを決めました。
そんななか、ついにアメリカは日本に対して戦端を開きます。
日本海軍上層部の予想を上回るペースで竣工し、戦場に登場する新鋭戦艦に日本海軍は苦戦を強いられますが、ギリギリのところで戦線を維持します。
そして、いま新たな新鋭戦艦が姿を見せます。
日本軍は、これを退けることが出来るのでしょうか。
佐藤道明さんの迫力あるカバー絵も魅力の本シリーズ。
どうぞよろしくお願いいたします。
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