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「エマノン」シリーズ最新作のご紹介です。

Utakata

 そういえば、これをまだ紹介していなかった。

 梶尾真治さんの人気作「エマノン」シリーズの最新刊です。

 地球に生命が誕生して以来、三十億年の記憶をもつ美少女、エマノン。
 瞳の大きな、彫りの深い異国的な顔立ちをもつ彼女は、自身のもつ一番古い記憶を「原生動物として、……それとも細菌の一種だったのかしら。とにかく海のなかをたゆたっていた感覚なの」と語り、遠い祖先から現在までの記憶を受け継いでいると話すのです。
 そんなエマノンの旅を描いた「エマノン」シリーズ。
 第一作の「おもいでエマノン」から、「さすらいエマノン」「まろうどエマノン」「ゆきずりエマノン」と続き、多くの読者を獲得してきています。
 そして、昨年の秋に刊行された『うたかたエマノン』は、シリーズ初の長篇作品となりました。

 カリブ海にうかぶマルティニーク島に住む少年ジャンは、
 異国風の美少女、エマノンに出会う。
 地球に生命が誕生して以来、三十億年の記憶を持つという彼女。
 しかし、以前この島を訪れたときの記憶を失っていた。
 記憶を取り戻すため島の奥へと向かうエマノンに、
 画家ゴーギャン、記者ハーンらが同行することに。

 ゾンビや様々な伝説が息づく神秘の島で、エマノンに何があったのか。
 「エマノン」シリーズ初の長篇で贈る、待望の最新作!

 鶴田謙二さんの美しいカバーとともに、ぜひ、「エマノン」の世界をお楽しみください!


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