田中さんと香山二三郎さんが連城さんの『女王』について対談をしました。
昨日、西尾維新さんと田中さんの対談が掲載されているムック本を紹介しましたが、今日は「小説現代」をご紹介。
田中さんと書評家の香山二三郎さんが、連城三紀彦さんの遺作となった長篇ミステリー小説『女王』について語り合っております。
雑誌「幻影城」新人賞で田中さんと同時にデビューし、『戻り川心中』で日本推理作家協会賞、『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞、『恋文』で直木賞、『隠れ菊』で柴田錬三郎賞を受賞された稀代のエンターテインメント作家の暖かく、ユーモアセンスにあふれ、実はとてもシャイな素顔が、田中さんと香山さんの語る数々のエピソードから読み取れる、とても良い対談になりました。
いつでしたか、連城さんが軽井沢の田中さんの仕事場に遊びに来てくださった際、たまたま私も軽井沢におりまして、お食事をご馳走になりました。こんな若僧にも丁寧に接してくださって、かえって恐縮したのを覚えています。
10月28日に講談社から刊行される『女王』、とても楽しみなのですが、これで連城作品を読むのも終わりかと思うと、一抹の寂しさも感じます。
連城さん、心して読ませていただきます。
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