今日は朝早くホテルを出まして、無錫にある水滸伝のテーマパーク「水滸城」に向かいます。
テーマパークと言っても、いわゆるディズニーランドのような遊園地ではなく、中国の中央電視台が「三国志」「水滸伝」のドラマを製作したときに使ったオープンセットを、そのまま整備してテーマパークとして使っているものです。
田中さん、ずいぶん前から一度行ってみたいと言ってました。
その夢が叶った田中さん。この満面の笑みをご覧下さいませ。
さぁ、入場券を買って…と思ったところで、「水滸城」のスタッフがお迎えに。
はて、と思いつつ先導の車について事務所に行ったところ。
責任者の歓迎を受けます。
ここでも田中さんは大人気でした。
ここで種明かしをされたのですが、今回、中国に招いてくださった方と、「三国城」「水滸城」の責任者は古くからの友人で、田中さんが来ることを伝えてくださっていたそうです。
本来は車で入ることが出来ない「水滸城」の中まで行ける特別なパスをもらいました。
さぁ、いよいよ「水滸城」の見学開始です。
この中国出張のなかで、いちばん田中さんが元気だったような気がします。
ドラマ「水滸伝」で実際に使われた建物が、目の前に現れるので、田中さんも楽しそう。
ここ、ふだんはこの通り立ち入り禁止の場所なのですが、同行していた支配人の鶴の一声で、椅子に座って写真を撮ることが出来ました。
妙に嬉しそうなのはナンだ。
その後、アトラクションとして再現劇が上演されている、と聞き……。
これも本来は立ち入り禁止のテラスから鑑賞することに。
ワイヤーアクションを駆使し、火薬もふんだんに使った迫力満点のショーでした。
この「水滸城」は、太湖のほとりに建設されています。この写真、皆さんがなんとなく田中さんを後ろから支えているのは、すぐ目の前が太湖だから。ここで水に落ちると面倒なことになりますんでね(笑)。
ここから電動カートに乗って、隣にある「三国城」に向かいます。
中央電視台の職員が賓客をもてなすためにあるレストランでランチです。
ここでも食べきれないほどの料理が並びました。
その一部だけ紹介しますが、これは太湖でとれる淡水エビ。あっさりした味付けでとても美味しかったです。
これは、やはり太湖の特産でもある白魚。最初、「シラウオ」と言われていたので、日本のシラウオを想像していたのですが、出てきたのはコレでした。おそらく「ソウギョ」とか言われる魚の仲間なんじゃないかなあ。とても大きく、かつ、身が柔らかくて足が早いので、産地にこないと食べられない魚なんだそうです。たしかに美味しかった。
楽しく食事をしているあいだに、風が強くなり、さらには雨も降ってきました。
傘だと役に立たないくらいの雨と風だったので、使い捨てのレインコートを着て見学再開です。
ふたたび「水滸城」に戻り、裏道を上がります。
ここには「水滸伝」に登場する一〇八名の名簿が飾られていました。
人物の名前をすらすらと読み上げていく田中さん。これにはガイドさんも驚いていました。
で、これもお約束で、椅子に座った田中さん。このあと、私も座らせてもらったのですが、この椅子、やけに背が高くて、よじ登る感じで座りましたわ。単に私の足が短いだけかも知れませんが。
名残惜しいのですが、ここで見学は終了。
お世話になった皆さんにお礼を言って、「水滸城」をあとにします。
と言いつつも、「三国城」のお土産もの売り場でヘンなものを買い込んだりしたのですが。
さぁ、出発だ。と、走り出して1時間くらい経った頃でしょうか。
車の走行音に異常を感じた私は、運転手役のスタッフに声をかけて、路肩に車を止めてもらいました。
なんと、釘を踏み抜いてタイヤがパンクしてました。
幸い、この日は3台の車を連ねて移動していましたので、田中さんと私は別の車に移り、スタッフはパンク修理が終わり次第、追いかけてくることになりました。
着いた先は、中国の水郷の昔の光景を残した朱家角。
ここは本当に素晴らしいところでした。
石畳の裏道を散策する田中さん。
食べ物から着る物から装飾品まで、いろんなものが売られていました。
ここが朱家角のシンボルでもある放生橋。明代に作られた石橋で、美しい5つのアーチが橋を支えます。
橋のいちばん上あたりに田中さんがいるの、分かりますか?
放生橋のすぐ横のテラスに席をとり、休憩する田中さん。
なんか良い雰囲気でしたよ。
夕暮れが近づき、だんだんと暗くなっていくと、街の建物にも照明が入り、ますます幻想的な光景が楽しめます。
店先では看板犬がお客さんを待っていたり。
朱家角から車でほんの少し行ったところのホテルのレストランで、この中国出張、最後の晩ごはん。
ここでも食べきれないほどの料理が並びました。
正直、体重が大幅に増加した気がします。
長年の夢がかない、満足した田中さん。
いよいよ明日は日本に帰国します。
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