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中国出張七日目〜。

 いよいよ今日は帰国の日。
 10時過ぎにホテルを出発して、空港に向かいます。
 と、30分ほど過ぎたところで、今回の旅をお世話してくださった上海猫片の方が「あ、良いことがある!」と。
 急遽、車の行き先を変更して、大きな駅に着きます。

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 なんと上海市街と浦東空港を結ぶリニアモーターカーに乗ることに。
 これ、いちど乗ってみたかったのですよ!

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 ありがたいことに、グリーン車を手配してくださいました。
 チケットも金色です。

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 レール……というか、軌条はこんな感じ。
 鉄道のレールとも、モノレールのソレともまったく違う、独特の軌条が延びています。

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 いよいよ車輌が入線してきました。
 最大時速400キロを出すと聞くのですが、先頭車両のデザインを見ると、それにしてはちょっと可愛いかなあ、と思ってしまいます、

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 座席に落ち着いた田中さん。
 鉄道ミステリー作家、と言っても通用するかも。(しません)

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 11時30分に発車して、わずかな時間で時速300キロを超えます。
 もっとスピードが出るかと思ったのですが、この車輌はこれが最高速度でした。

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 わずか8分で空港に到着。
 文字通り、あっという間でした。

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 リニアモーターカーの空港駅には、上海猫片のスタッフが待ち構えておりまして、田中さんのサポートは万全。

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 出国手続きに向かう前、お世話になったスタッフの皆さんと記念撮影をしました。
 本当に何から何まで、ありがとうございました。

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 上海から成田空港までは、ホントに短いフライト。
 田中さんは、一週間の夢のような滞在を振り返りつつ「あぁ、現実に帰ってきてしまった」とぼやいておりました。

 今回の出張は、GPMと猫片、閲文集団の皆さんのおかげで最高に楽しい旅となりました。改めて感謝申し上げます。
 これから、中国でも田中芳樹作品が大いに盛り上がりますよう、期待しております。

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中国出張六日目〜。

 今日は朝早くホテルを出まして、無錫にある水滸伝のテーマパーク「水滸城」に向かいます。
 テーマパークと言っても、いわゆるディズニーランドのような遊園地ではなく、中国の中央電視台が「三国志」「水滸伝」のドラマを製作したときに使ったオープンセットを、そのまま整備してテーマパークとして使っているものです。
 田中さん、ずいぶん前から一度行ってみたいと言ってました。

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 その夢が叶った田中さん。この満面の笑みをご覧下さいませ。

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 さぁ、入場券を買って…と思ったところで、「水滸城」のスタッフがお迎えに。
 はて、と思いつつ先導の車について事務所に行ったところ。

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 責任者の歓迎を受けます。
 ここでも田中さんは大人気でした。
 ここで種明かしをされたのですが、今回、中国に招いてくださった方と、「三国城」「水滸城」の責任者は古くからの友人で、田中さんが来ることを伝えてくださっていたそうです。

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 本来は車で入ることが出来ない「水滸城」の中まで行ける特別なパスをもらいました。

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 さぁ、いよいよ「水滸城」の見学開始です。
 この中国出張のなかで、いちばん田中さんが元気だったような気がします。

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 ドラマ「水滸伝」で実際に使われた建物が、目の前に現れるので、田中さんも楽しそう。

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 ここ、ふだんはこの通り立ち入り禁止の場所なのですが、同行していた支配人の鶴の一声で、椅子に座って写真を撮ることが出来ました。

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 妙に嬉しそうなのはナンだ。

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 その後、アトラクションとして再現劇が上演されている、と聞き……。

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 これも本来は立ち入り禁止のテラスから鑑賞することに。

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 ワイヤーアクションを駆使し、火薬もふんだんに使った迫力満点のショーでした。

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 この「水滸城」は、太湖のほとりに建設されています。この写真、皆さんがなんとなく田中さんを後ろから支えているのは、すぐ目の前が太湖だから。ここで水に落ちると面倒なことになりますんでね(笑)。

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 ここから電動カートに乗って、隣にある「三国城」に向かいます。
 中央電視台の職員が賓客をもてなすためにあるレストランでランチです。
 ここでも食べきれないほどの料理が並びました。
 その一部だけ紹介しますが、これは太湖でとれる淡水エビ。あっさりした味付けでとても美味しかったです。

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 これは、やはり太湖の特産でもある白魚。最初、「シラウオ」と言われていたので、日本のシラウオを想像していたのですが、出てきたのはコレでした。おそらく「ソウギョ」とか言われる魚の仲間なんじゃないかなあ。とても大きく、かつ、身が柔らかくて足が早いので、産地にこないと食べられない魚なんだそうです。たしかに美味しかった。

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 楽しく食事をしているあいだに、風が強くなり、さらには雨も降ってきました。
 傘だと役に立たないくらいの雨と風だったので、使い捨てのレインコートを着て見学再開です。

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 ふたたび「水滸城」に戻り、裏道を上がります。

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 ここには「水滸伝」に登場する一〇八名の名簿が飾られていました。
 人物の名前をすらすらと読み上げていく田中さん。これにはガイドさんも驚いていました。

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 で、これもお約束で、椅子に座った田中さん。このあと、私も座らせてもらったのですが、この椅子、やけに背が高くて、よじ登る感じで座りましたわ。単に私の足が短いだけかも知れませんが。

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 名残惜しいのですが、ここで見学は終了。
 お世話になった皆さんにお礼を言って、「水滸城」をあとにします。

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 と言いつつも、「三国城」のお土産もの売り場でヘンなものを買い込んだりしたのですが。

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 さぁ、出発だ。と、走り出して1時間くらい経った頃でしょうか。
 車の走行音に異常を感じた私は、運転手役のスタッフに声をかけて、路肩に車を止めてもらいました。
 なんと、釘を踏み抜いてタイヤがパンクしてました。

 幸い、この日は3台の車を連ねて移動していましたので、田中さんと私は別の車に移り、スタッフはパンク修理が終わり次第、追いかけてくることになりました。

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 着いた先は、中国の水郷の昔の光景を残した朱家角。
 ここは本当に素晴らしいところでした。

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 石畳の裏道を散策する田中さん。
 食べ物から着る物から装飾品まで、いろんなものが売られていました。

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 ここが朱家角のシンボルでもある放生橋。明代に作られた石橋で、美しい5つのアーチが橋を支えます。
 橋のいちばん上あたりに田中さんがいるの、分かりますか?

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 放生橋のすぐ横のテラスに席をとり、休憩する田中さん。
 なんか良い雰囲気でしたよ。

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 夕暮れが近づき、だんだんと暗くなっていくと、街の建物にも照明が入り、ますます幻想的な光景が楽しめます。

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 店先では看板犬がお客さんを待っていたり。

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 朱家角から車でほんの少し行ったところのホテルのレストランで、この中国出張、最後の晩ごはん。
 ここでも食べきれないほどの料理が並びました。
 正直、体重が大幅に増加した気がします。

 長年の夢がかない、満足した田中さん。
 いよいよ明日は日本に帰国します。

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中国出張五日目〜。

 今日はまず、閲文集団の本社を表敬訪問。
 閲文集団は、2003年に創業してから、中国での電子書籍プラットフォームを次々と統合していき、現在は中国で発表される人気作品の70パーセント近くが、ここから出版されています。

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 昔からの田中芳樹作品ファンだという社長みずから社内を案内して下さいました。
 広いオフィスに、かなり大勢の社員が働いています。あとで聞きましたところ、編集者だけでも300人の社員がいるそうです。また、それぞれにアシスタントがついて細かい仕事の手伝いをしているということですよ。

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 これは、作者や団体から送られた感謝状……というか、感謝旗。
 いかにも中国っぽい色使いですね。

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 会議室で、田中作品を今後はどう販売していくかなどのミーティングを行い、記念撮影をしてここでの予定はおしまい。

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 社長さんからは、これからも身体に気をつけてどんどん作品を書いてください、との励ましを頂きました。

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 川のほとりにあるレストランに移動し、ここでランチ。

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 これ、なんだか分かりますか?
 アヒルの舌なんだそうで。
 私も食べたのですが、食感が面白かったです。
 田中さんはパスしてました。

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 食事のあとは、上海のシンボルとも言えるガーデンブリッジを渡り、外灘(バンド)を散策。

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 あいにく、対岸は低い雲に覆われていましたが、それでも経済発展著しい上海の街の姿を楽しむことが出来ました。
 実は、私は19歳の頃……というと、30年以上前の話になるのですが、リュックサックを背負って中国大陸を1ヶ月ちょっと一人で旅したことがあり、ここ上海にも立ち寄りました。当時は、バンドの対岸は何もない、一面の畑だったと記憶しています。この変貌ぶりには本当に驚きました。

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 いったんホテルに戻って休憩したあと、あらためて復旦大学に向かいます。
 ここでも熱烈な歓迎ぶり。

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 ちょっと時間が早いのですが、教授しか利用できないレストラン、その名も「教授餐廳」で晩ごはん。

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 ここでもアヒルの舌が出ました(笑)。

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 復旦大学の階段教室は、田中さんのファンの学生でほぼ満席の状態。
 ここでも二部構成で、最初は田中さんの講演、その後、質疑応答という形式で進行しました。実は、北京の清華大学での講演内容はすぐにネットで広まったということで、田中さんは「あー、じゃあ別のネタを考えないとなあ」と言って、別の切り口で創作のヒントを語っていました。

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 講演が終了し、花束贈呈……と、その直後。
 会場の学生さんたちが田中さんを囲んでサインや質問責めに。
 主催者の方が控え室まで連れて行ってくれたのですが、控え室の前には田中さんにサインをもらいたい学生さんたちが集まって、このままでは解散しそうもない状況。

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 では、いちど皆さんと一緒に記念撮影をするということで許してもらおう、と再び会場に戻った田中さん。熱心なファンに囲まれて、とても嬉しそうでした。

 この復旦大学での講演会で、今回の中国出張の「お仕事」はすべておしまい。
 明日は、田中さんの希望で、無錫にある水滸伝のテーマパークに向かいます。

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中国出張四日目〜。

 今日は、北京を出て上海に移動します。
 清華大学に着いたあたりで少し雨に降られましたが、それ以外は好天に恵まれ、とても楽しい滞在となりました。
 上海では何が待っているのでしょう。

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 ホテルのロビーで迎えを待つ田中さん。
 さすがに少し疲れが出てきている感じですが、今日は移動だけの予定ですので、十分に休息をとってもらえるのでは、と思います。

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 ホテルから高速鉄道の駅に向かう道路は、ずーっとバラが植えられています。
 とてもきれいです。バラは手入れが大変な花なんですが、これも中国の余裕というモノなのでしょうか。

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 到着した高速鉄道の駅は、まるで空港のよう。
 とても大きな駅でした。

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 ホームに降りて、やはりその広さにびっくりします。
 これだけ広いホームも、春節の「民族大移動」の際には、人で埋め尽くされるそうです。

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 これが私たちの乗る高速鉄道、和諧号。以前、大きな事故を起こした列車と同型らしいです。いまはもうひとつ新しい車体も運用されているとのこと。まあ、多少古くても安全に上海まで連れていってくれれば問題ないです。

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 私たちの席は、日本でいうところのグリーン車だったのですが、この広さがおわかり頂けるでしょうか。前の席とのあいだにスーツケースを置いて、なお、この余裕。
 しかも車体の横幅が広軌基準(日本の鉄道は狭軌、新幹線は標準軌)なので、とっても広いのです。

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 すごい、すごい、とハシャいでいたら、発車までの時間を使ってインタビューを、との依頼。さすが中国のビジネスパーソンは時間を無駄にしません。
 中国では有名なブロガーの方のインタビューを受けてもらいました。

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 いざ、上海に向けて出発。
 電車はぐんぐんと加速し、またたくまに時速300キロを超えます。
 ただ、広軌のおかげなのでしょうか、ほとんど横揺れを感じません。
 なめらかに加速していきます。

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 出発してまもなく、黄河の分流を越えます。
 今回、田中さんは鉄路で黄河や長江を越えるのをとても楽しみにしている、と言ってました。
 飛行機で行けば早いのですが、あえて鉄路での旅をリクエストした田中さん。上海までの6時間弱、車窓を流れる景色を堪能していました。

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 私はというと、食い気優先。
 これは高速鉄道のなかで買える、機内食ならぬ「車内食」。
 ゴハンもおかずもほかほかで、けっこう美味しかったです。

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 列車が南に行くにつれ、風景も変わっていきます。
 田中さんいわく、淮河を越えてから急に水田が増えてきた、とのこと。
 たしかに私たちに馴染みのある景色が見られるようになりました。

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 ついに長江を渡りました。
 この河を巡って幾度となく繰り返された戦いについて、田中さんの解説を聞きながら、旅をするというのも、考えてみたらすごい贅沢ですよね。

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 北京を11時10分に出て、ほぼ定刻の16時59分、列車は上海駅に到着。
 いざ着いてみたら、猫片の方たちが横断幕を持ってお出迎えしてくださいました。
 これには私たちもびっくりです。

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 駅の地下駐車場から高級車のベントレーに乗り込み、市内を目指します。
 今回、通訳として着いてくださったのは、海外要人との通訳をした経験もある男性の方。上海の地質学的歴史からはじまり、現在の上海の政治的な立ち位置まで、細かに解説していただけました。

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 ホテルに着いたところで、改めてインタビュー。上海の第一印象について聞かれたりしていました。

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 一息いれたあと、ホテルのレストランで美味しい食事をご馳走になって、今日の予定はおしまい。
 明日は、閲文集団の本社を表敬訪問したあと、復旦大学での講演会が待ってます。
 あと数日、頑張ります。(田中先生が)

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中国出張三日目〜。

 北京三日目。
 今日は午前中に故宮を見学することに。

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 土曜日ということで、とても混雑していたのですが、いざ中に入ってみるとこんな感じ。たしかに人はものすごく多いのですが、それほどぎゅうぎゅうに感じられないのは、ひたすら広いからにほかなりません。

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 ここでの田中さん、女性スタッフに足もとを気遣われ、後ろからは男性スタッフが日除けの傘を差し掛け、右端のガイドさんの解説を、通訳の女性が逐次、翻訳して伝えるという素晴らしいおもてなし。
 べつにふだんの私たちスタッフが田中さんをぞんざいに扱っているというわけではないのですが、ここまでの対応は出来ないです。すごいです。

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 ただ、故宮はあまりに広すぎるので、明の時代に建てられた建物を見学したところで離脱しました。やはり午前中だけで故宮を見よう、というのが無謀でありました(笑)。
 その後、昼食をとりに向かったさきは、北京でも有数のレストラン。
 この美しい前庭には、なぜか馬の像が置かれてました。

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 ここではいろいろと美味しいものをご馳走になったのですが、名物は北京ダック。
 本場の味はひと味違う、と言いたいのですが、ほかのところで北京ダックを口にする機会などほとんどない私としては、比較対象がないのが寂しいです。ただ、本当に美味しいモノでした。

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 そこから、今回、中国に招いてくださった会社のひとつ、猫片(GPM)の本社に表敬訪問。
 土曜日だというのに大勢のスタッフの皆さんが出社していて、田中さんを歓迎してくださいました。ありがたいことです。

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 猫片では、改めて田中さんの作品についてのインタビューが行われました。
 今回、中国の閲文集団で田中作品の電子書籍がリリースされたのですが、この閲文集団のサイトでは、アマチュア作家が自分の作品を発表する場も提供しています。ここに登録しているアマチュア作家の数は、じつに30万人。ほかの電子書籍サイトも含めると、なんと100万人のアマチュア作家が活動しているそうです。
 そんな彼ら、彼女らに対するアドバイスを求められた田中さん。まずは書くこと、書き上げること、書き上げたら信頼できる人に読んで貰うこと。この繰り返し。と伝えていました。

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 インタビューのあとは、前夜のイベントで田中さんのサインを求めて、当地のファンが列をなしたのですが、会場の都合もあって全員にはサインが出来ませんでした。そこで、猫片さんがサインして欲しい本を預かり、田中さんにサインをしてもらったあと返送するというはからいをしてくださいまして。
 ここまで熱心なファンの皆さんがいらっしゃることに感謝しつつ、心を込めてサインをしておりました。

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 その後、北京の清華大学に移動して講演会。
 清華大学学生会の皆さんにサイン色紙とサイン本をお渡ししたあと、メインの講演会が行われました。

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 講演会は二部構成で、最初は田中さんの講演…というか、お話しを皆さんに聞いて頂く感じ。
 皆さん、熱心に聞いておりました。気がついたのは、ずいぶん日本語を理解されている学生さんが多いなあ、ということ。さすがは中国を代表する名門大学の学生さんです。
 その後、第二部として、事前に集めた田中さんへの質問のなかから、司会者がチョイスしたものに田中さんがお返事するという内容。寄せられた質問は「なんでヤンもラインハルトも殺したのですか」とか、「キルヒアイスを殺すのが早すぎたとは思いませんか」とか、ここのところは日本のファンと変わらない感じでした。

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 講演終了後は、初日の北京空港と同じく、色紙(というか、赤い大きめの紙)にサインをして終了。
 田中さん、本当にお疲れ様でした〜。

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中国出張二日目〜。

 北京二日目。
 この日がメインのイベントとなります。

 朝ごはんを食べよう、とホテルのロビーに降りていったところ、熱心なファンが待ち受けていまして、田中さんにサインを、と。
 空港まで来るなら、ホテルに来るくらい簡単だよなあ、と思いつつも、当地のファンの行動力には感嘆します。

 まず一発目として、中国で「銀河英雄伝説 Die Neue These」の配信を行う半次元と、やはり中国で「銀河英雄伝説」の実写映画化を行う稼軒映画の合同インタビュー。

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 インタビューと言っても動画を撮影しますもので、田中さんもしっかりメイクが施されます。

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 インタビューは、田中さんの作品を使った映像化に際して、原作者はどう関わるのかということを中心に行われました。田中さんはいつも日本で言っている通り、文章には文章の、アニメにはアニメの、実写映像には実写映像の表現方法があると思うので、信頼してお願いした以上、そちらにお任せすると言ってました。
 これは田中さんのスタンスなので、田中さんから作品の著作権運用を任されている私としても、基本はこれに忠実に。ただ、既存のファンに喜んでもらえる作品を作ってもらうためのアドバイスはさせて頂くという感じです。

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 ランチのあとは、こんどはCCTV(中国中央電視台)の取材を受けます。
 だんだん田中さんも取材に慣れてきた感じです。

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 そして、いよいよメインの「銀河英雄伝説記念賞」の発表イベントが始まりました。
 田中さんの挨拶にはファンの皆さんも大喜びでした。

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 表彰式に先立って、SF作家劉慈欣さんや、SF雑誌「科幻世界」の編集長、姚海軍さんなどを交えてパネルが行われました。なんかすごい大きなテーマが掲げられていましたね。

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 「銀河英雄伝説記念賞」の受賞式、うまく写真を撮るタイミングを見つけられず、こんな写真で失礼。受賞者の皆さんが田中さんの足もとを気遣ってくれてました。

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 その後、閲文集団が田中芳樹六作品の電子書籍版のリリースを開始。
 ステージの上で「配信開始」を指令したところです。
 中国の若い方たちにも、田中作品が届けば嬉しいです。

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 ついで、中国で活動する若い作家さん16名が田中さんに自著をプレゼント。田中さんもサイン本をお返しにお渡ししました。

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 最後に、サプライズとして『銀河英雄伝説』の墨彩画がプレゼントされました。
 いやあ、これは凄い。

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 田中さん、お疲れ様でした〜。

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 で。
 私も劉慈欣さんと記念写真を撮らせていただきました。役得だ〜。

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 ちなみに、これはお土産に配られたマカロン。
 星空をモチーフにしている…のかな。

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田中さんと中国にやってきました。

 一昨日より、田中さんと1週間の予定で中国出張に来ています。
 中国では、TwitterやFacebookなどのSNSが使えない(いや、VPNや香港SIMを使えばイケるんですが)ので、すっごく久しぶりにこちらに書き込み。
 なぜかホテルのwifiでも、ココログにはアクセス出来るんですね。

 さて。
 今回の出張ですが、中国で田中さんの作品を電子書籍として出版する閲文集団と、田中さんの『天竺熱風録』と『奔流』を実写映像化する猫片が招待してくれました。
 閲文集団は中国を代表するIT企業集団、テンセントの一部門です。プロの作品を電子書籍として発行するだけでなく、アマチュアが自分の小説作品を発表する場も提供しています。今回、彼らから自分たちも新人賞を作りたい、ひいては「田中芳樹記念賞」と名付けて良いかと聞かれ、田中さんが「さすがにそれは気が引ける」と辞退したことで、「銀河英雄伝説記念賞」というタイトルが決まりました。

 17日の午後、羽田空港を出発した私たちは、定刻より20分早く北京国際空港に到着しました。と、そこで空港職員の方のお出迎えがありまして。

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 なんでも、田中さんに一目会いたいというファンの方が朝から空港に集まっているということで、裏動線を案内して下さるとのこと。

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 なんかすごいことになってない?とかいいながら、裏動線を使って移動し、北京空港の貴賓室で、まずは猫片の皆さんから歓迎を受けました。

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 この顔に▲の動画再生マークが付いてる猫が、猫片のマスコットキャラクターです。初めて見るとちょっと怖かったり。
 
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 北京空港では、著名な人が利用した際、サインをもらって展示する習慣があるようで、田中さんにも是非と頼まれました。日本だと色紙なんでしょうけど、こちらだとこのような赤い大きな紙を使うようでした。サインの横に何か一言と言われ、悩む田中さんです。

 その後、空港の地下駐車場から車に乗り、ホテルまで移動して、初日は終了となりました。

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