中国出張四日目〜。
今日は、北京を出て上海に移動します。
清華大学に着いたあたりで少し雨に降られましたが、それ以外は好天に恵まれ、とても楽しい滞在となりました。
上海では何が待っているのでしょう。
ホテルのロビーで迎えを待つ田中さん。
さすがに少し疲れが出てきている感じですが、今日は移動だけの予定ですので、十分に休息をとってもらえるのでは、と思います。
ホテルから高速鉄道の駅に向かう道路は、ずーっとバラが植えられています。
とてもきれいです。バラは手入れが大変な花なんですが、これも中国の余裕というモノなのでしょうか。
到着した高速鉄道の駅は、まるで空港のよう。
とても大きな駅でした。
ホームに降りて、やはりその広さにびっくりします。
これだけ広いホームも、春節の「民族大移動」の際には、人で埋め尽くされるそうです。
これが私たちの乗る高速鉄道、和諧号。以前、大きな事故を起こした列車と同型らしいです。いまはもうひとつ新しい車体も運用されているとのこと。まあ、多少古くても安全に上海まで連れていってくれれば問題ないです。
私たちの席は、日本でいうところのグリーン車だったのですが、この広さがおわかり頂けるでしょうか。前の席とのあいだにスーツケースを置いて、なお、この余裕。
しかも車体の横幅が広軌基準(日本の鉄道は狭軌、新幹線は標準軌)なので、とっても広いのです。
すごい、すごい、とハシャいでいたら、発車までの時間を使ってインタビューを、との依頼。さすが中国のビジネスパーソンは時間を無駄にしません。
中国では有名なブロガーの方のインタビューを受けてもらいました。
いざ、上海に向けて出発。
電車はぐんぐんと加速し、またたくまに時速300キロを超えます。
ただ、広軌のおかげなのでしょうか、ほとんど横揺れを感じません。
なめらかに加速していきます。
出発してまもなく、黄河の分流を越えます。
今回、田中さんは鉄路で黄河や長江を越えるのをとても楽しみにしている、と言ってました。
飛行機で行けば早いのですが、あえて鉄路での旅をリクエストした田中さん。上海までの6時間弱、車窓を流れる景色を堪能していました。
私はというと、食い気優先。
これは高速鉄道のなかで買える、機内食ならぬ「車内食」。
ゴハンもおかずもほかほかで、けっこう美味しかったです。
列車が南に行くにつれ、風景も変わっていきます。
田中さんいわく、淮河を越えてから急に水田が増えてきた、とのこと。
たしかに私たちに馴染みのある景色が見られるようになりました。
ついに長江を渡りました。
この河を巡って幾度となく繰り返された戦いについて、田中さんの解説を聞きながら、旅をするというのも、考えてみたらすごい贅沢ですよね。
北京を11時10分に出て、ほぼ定刻の16時59分、列車は上海駅に到着。
いざ着いてみたら、猫片の方たちが横断幕を持ってお出迎えしてくださいました。
これには私たちもびっくりです。
駅の地下駐車場から高級車のベントレーに乗り込み、市内を目指します。
今回、通訳として着いてくださったのは、海外要人との通訳をした経験もある男性の方。上海の地質学的歴史からはじまり、現在の上海の政治的な立ち位置まで、細かに解説していただけました。
ホテルに着いたところで、改めてインタビュー。上海の第一印象について聞かれたりしていました。
一息いれたあと、ホテルのレストランで美味しい食事をご馳走になって、今日の予定はおしまい。
明日は、閲文集団の本社を表敬訪問したあと、復旦大学での講演会が待ってます。
あと数日、頑張ります。(田中先生が)
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